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Research

POINT

疲労を予防し、高い集中力を発揮するための運動・スポーツ戦略に関する研究

運動は筋や呼吸循環のみならず、注意集中・選択判断・記憶といった認知機能にも影響を与えます。低・中強度での運動は認知機能を高めることから、脳機能に対する運動処方に注目が集まっています。音楽やメタバース (仮想現実; VR, 拡張現実; ARなど) を用いた”楽しい運動”は、認知機能向上効果をより高め、暑熱環境や低酸素環境といった極所での運動は認知機能向上効果の消失させる可能性があります。運動による認知機能の変化を、脳機能イメージング法である機能的近赤外分光分析法 (fNIRS) や機能的磁気共鳴画像法 (fMRI) を用いて検証することで、運動処方としての最適な運動条件やアスリートが体感している疲労感、集中力低下 (認知疲労) の対処法開発を目指しています。

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パフォーマンスを最大化するためのコンディション評価法

試合で高いパフォーマンスを発揮するためには、激しいトレーニングはもちろんですが、身体を適応させるための休息・栄養が重要です (超回復の原理)。私たちは、さまざまなトレーニングプログラムの検証に加え、超回復の原理を起こすための生理、認知心理学視点でのコンディション指標、評価方法を検証することで、パフォーマンスを最大化するコンディショニング法開発を目指しています。大学生アスリートのみならず、オリンピックや世界選手権での優勝を目指す柔道日本代表選手や体操 (ラート) 日本代表選手、日本バスケットボールWリーグに所属する選手 (アルビレックス新潟BBラビッツ) を対象とし、毛髪など新たなコンディショニング評価指標の確立を目指しています。
 
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